季節の移ろいが日本人の繊細な感覚を磨き、風習や食文化、美術・工芸を育ててきました。 建物においても、内と外の境界における水辺や庇と広縁、建具の工夫、材料の選択、生け花の演出等々で、 室内に居ながら外の景色や光の陰影、雨音や雪の静寂、風の匂いを感じることができる。そんな空間を現代技術と構法でつくり「和」のこころを表現したいと思います。