再生 

団体客型旅館から個人客型旅館への完全シフト

創業50年を数える摩周様。
団体客依存から個人客主体の旅館へ180°舵を切りました。この決断をしたオーナーサイドのご希望や思いを、
再生コンバージョンのノウハウでお答えし、見事な成功に導きました。
1期工事ではオープンキッチンを備えた「月terraceえん」、半露天風呂付客室、ツインルーム。
2期工事では外観から玄関ロビー・ラウンジ、個室の食事処が生まれ変わりました。


一期工事

展望風呂付特別室を新設  特別室用の食事処月terrace「えん」を新設

使用頻度の低い客室を展望風呂付き特別室に改修し、併せて専用の食事処を設けました。
標準客室も水廻りの整備と仕上材の模様替えを行った結果、客単価を上げることにつながりました。

四季邸いろは 展望風呂付特別室

当初、食事のお部屋出しを行なっていましたが厨房からの動線が長くほとんどこの棟は使われていませんでした。そこで眺めの良い3、4階のお部屋の隣り合う2室を1室にまとめ、「三世代交流」をコンセプトに家族が集えるリビングルーム+和室+ベッドルームと展望風呂で構成された特別室を設けました。

さつき邸やまのは 展望風呂付特別室

眺めの良い6階の3室を2室に改修し展望風呂付バリアフリー特別室「あやめ」「ふじ」を設けました。団体客には需要の少なかった貴賓室「つつじ」「しゃくやく」はベッドルームを新設、展望風呂・水廻りの改修を行いました。

オープン型食事処 月terrace えん

当初、窓の無いコンベンションホールで朝食を提供されていましたが、廊下を挟み庭に面した中宴会場と一体で改修することにしました。オープンキッチンを活かすため中央の席に間仕切りは設けず、テーブルの上だけを明るく照らすメリハリのある照明演出とゆったりとしたテーブル配置によりオープン席でも隣は気にならない空間となっています。


二期工事

食事処雪terrace「あかり」を新設  玄関ロビーラウンジを改修

食事処の需要が増えたため大広間を個室型の食事処に改修し完全に個人型旅館にシフトしました。
一期工事で手付かずだった玄関棟の外観から共用部の内装も模様替えを行いました。

個室型食事処 雪terrace あかり

一期工事では団体客利用もあると言うことで大広間を残していましたが、完全に個人客にシフトしたいということで180畳の大広間を無くし個室型食事処に改修しました。
「えん」とは性質の違う食事処となるため雰囲気は全く変えた方が良いと提案し、「えん」では木と障子がメインでしたが「あかり」では石をテーマに空間作りを行っています。

一期工事、二期工事を経て完全に個人客旅館に生まれ変わりました。
客室数を減らし、すべて食事処での食事スタイルとしましたが客単価が上がりサービスの向上につながっています。

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