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木曽福島 山みず季URARAつたや
木木曽の余白

長野県初の日本遺産に認定された木曽路。「山みず季URARAつたや」様は、四季のうつろいと人々の生活が色濃く混ざり合う木曽福島の町の駅前に軒を構える。
木曽福島は今も尚11の宿場町が残る木曽路の中核を成し、かつては天下の四大関所のひとつとして知られていた。
「山蒼く暮れて夜霧に灯をともす、木曽福島は谷底の町」とうたわれているように、起伏に富む河岸地形の崖地に崖屋造りの家屋が軒を連ねる。

「山みず季URARAつたや」様も同様の崖屋造り。また、河岸地形の上段付近にあるため歴史ある町を一望できる180度パノラマビューの町唯一のお宿である。改修前は老朽化・損傷が大きかったため、大幅な補強を行い、崖屋造りとしてのしつらえやメリットを残しつつ改修を行った。今までは御岳信仰のお客様をターゲットとしていたが、このリニューアルで個人客をターゲットとしたお宿に生まれ変わった。宿場町としての、歴史・自然・生活が色濃く残る木曽路の情景を映し取り、あらたなエッセンスを許容、そしてマチや訪問者の受け皿となるような「木曽の余白」として、この先も長くマチや訪問者の記憶に残る建物であってほしいと願っている。

所在地:長野県木曽郡木曽町福島2012-4
工事種別:改修
工事面積:3948.42㎡
工事期間:1期/2008年11月〜2009年6月

工事期間:2期/2016年6月1日〜6月30日
用 途:旅館
構 造:S造 地下2階、地上2階建
施工者:株式会社 守谷商会
担 当:篠田,安藤

書籍・メディア 露天風呂 貸切風呂の宿2017

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